不幸な人
自分もだいぶ頭のおかしい人間だが、世の中もっと頭がどうかしてる人間も居るものだ。
わざわざ嫌いな人間を見つけてくるというタイプが居る。コイツらはなぜか嫌いな人間を集団の中から見つけては、そいつのここが気に入らないあそこが気に入らないとケチばかり付ける。
確かに話を聞いてみるとソイツは嫌われても仕方ない人間である場合も多いのだが、執拗にソイツらを監視しては気に入らない部分を年がら年中あげつらっているコイツらもどうかしている。
コイツらは基本的に好きな人間の話をしない。人間以外でもとにかくこれが嫌いあれが嫌いという何かが気に入らないという話はするのだが、これが好きだという話はほとんどしない。
こんなに気に食わないことばかりで、いったい何が面白くて生きてるんだろうか。
またコイツらはネガティブな感情で人とつながろうとする傾向が強い。
この音楽が好きとかこのアイドルが好きみたいなポジティブな感情で仲間と繋がればいいものを、コイツは許せないとか、ああいう連中はクズだとかそういうネガティブな感情で仲間を作ろうとする。
なにか不可抗力で被害にあってしまった人たちが、お互い助け合うために繋がろうと言うならわかるのだが、彼らのそれは何か違う。
どこかに共通の敵を作りその敵を排除するためにみんなで攻撃する、という状態でしか他人と繋がれない奴らなのだ。
そういうネガティブな感情を持つもの同士で繋がっててくれればいいのだが、どうもそういう人同士ではうまく行かないらしい。
おそらく同族嫌悪を起こして互いに排除してしまうのだろう。互いにネガティブな感情をぶつけ合ってポジティブな方向へ行くなら良いだが、そうはならないようだ。
かくして彼らはポジティブな感情でもって繋がっている集団からは排除され、かと言って同じような連中とも仲間にはなれないので孤立せざるを得ない。
孤立することでさらにネガティブな感情を増幅させ、その感情を気に入らない人間にぶつけ排除しようと躍起になるので更に孤立を深める。
どう考えても悪循環だがどうしようもない。
こういう輩と話してもたいてい碌なことにならない。
彼らは何かを改善しようとか考えない。
延々とヘイトを撒き散らし人を不快にさせた上で、さらに自らのネガティブな感情を増幅させる。
八つ当たりで何かが解決すると思ってるのだろうか。もはやそんなことを考える頭も無いような連中なのか…
自分はホトホトこういう連中には呆れてうんざりして疲れてしまった。
こんなんじゃ自分のほうがまだマシだ。
残念ながら自分もこういう輩は排除せざるを得ない。
サイボーグ果南
マルもパソコン買うずら!
あなたちゃんが本当に存在するのか確かめたくなったことはないか?
歩夢「疑似体験ってどういうことです?」
璃奈「だから、あなたちゃんっていう幼馴染も浮気も別居も全部偽物の記憶で夢のようなものなんです。あなたは、何者かに利用されて政府関係者にゴーストハックを仕掛けてたんですよ。」
歩夢「そんな、まさか?」
璃奈「歩夢さんのアパートに行ってきました。誰も居ませんでした。独人者の部屋です。」
歩夢「だから、あの部屋は別居の為に借りたアパートで」
璃奈「歩夢さんはあの部屋でもう10年も暮らしてるんです。あなたちゃんは歩夢さんの頭の中だけに存在する幼馴染なんです。」
せつ菜「御覧なさい、貴方がみんなに見せようとした写真です。誰も写ってません」
歩夢「確かに写ってたんだあなたちゃんが、まるで天使みたいに笑って」
せつ菜「その幼馴染さんの名前は?あなたさんとはいつ何処で知り合い何年前に同居しました?そこに写ってるのは、誰と誰です?」
歩夢「そのウソ夢、どうやったら消せるんです?」
せつ菜「残念ながら現在の技術では、成功が2例報告されているだけでとてもお薦めできません。お気の毒です」